意外に大変だったXULRunnerビルド作業メモ

Fedora11上でXULRunnerをビルドしたときの記録。
http://d.hatena.ne.jp/ZIGOROu/20070530/1180513648を見てたら、Fedora11でもできそうな気がしてきたので、やってみました。XULRunnnerのソースコードは、xulrunner-1.9.0.11-source.tar.bz2 を使用。
とりあえず、手の止まったところだけメモする。

  • configureの実行

gtk2.0以上のものが見つからないとか何とかいわれたので、yumで適当にインストール。

# yum install gtk2*

同様にlibIDLもインストール

# yum install libIDL*

環境変数JAVA_HOMEが設定されていないと怒られたので、設定。

export JAVA_HOME=/usr/lib/jvm/java-1.6.0-openjdk

これで、とりあえずconfigureは通った。


  • makeの実行

google-breakpad関連でエラーが出た。
http://code.google.com/p/google-breakpad/issues/detail?id=305
にてパッチが公開されているので、以下のような感じで手動で3つのソースコードを修正し対応した。(修正箇所は数行)

..
#include // 追加
..

次は#elifの部分で怒られた。

/mozilla/toolkit/xre/nsAppRunner.cpp:1462:6: error: #elif with no expression

http://forums.celtx.com/viewtopic.php?p=70071&sid=dccdef333b474b7c7b68e3f88c7bc266
を参考に#elif部分を#elseに変更した。 (本当にこれはこれでいいのか?)

ここまで来てやっとmakeが通った。
最後にmake installを実行してインストール完了。

/usr/local/lib/下にライブラリがインストールされていることを確認できた。めでたしめでたし。